アナログ
2008年 10月 30日 (木) 14:23


珍しくちょいと真面目…いや、いつも真面目ですけどね
by 津田 禎
 世の中、最近随分と「拘って」いらっしゃる方がふえているよう

で。

 衣食住かかわらず、いやそれ以外の分野でも「拘る」人は増殖

しておるんですが、


 どうなのかなぁ、と思うんですよ。日本語を扱う仕事の吾身としてみれ
ば。



 私に限らずこういう仕事をしていると、色々な場所に取材に出掛けるわけ

でして、

 そもそも「拘る」とは


『つまらないことに心がとらわれて、そのことに必要以上に気を使う』


『小さい事に執着して融通がきかない』

とありますな。


 これを巷のリポーターの言い方に直すと

「こちらのお店ではどんな小さな事に執着して融通がきかないんですか?」


 どうです、嫌な感じでしょ?



 もともと「拘る」という言葉は、この意味からも理解できる通り、

マイナスイメージを持つ言葉だったんです。

もちろん、最近の辞書の類は新たな意味として「味の追求」等プラスイメー

ジを持つ意味も併記しておりますが。

昔からの意味を知っている我々としては、ましてやアナウンサーという仕事

をしている人間にとっては容易くプラスに使っていい言葉ではない筈なんで

すが…。


 最近は容易く使われちゃってる現実。

中には「それは当たり前ことじゃないのか」と思われることを


「拘っている!!」


と胸を張られたりするケースも無きにしも非ず。



 ま、言葉は移ろい行く、といういい見本にはなるのでしょうか。












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