日別アーカイブ: 2013年11月15日

五所川原と柏を結ぶ乾橋

11月4日の『青森写真館』では、五所川原市にある乾橋を紹介しました。

乾橋は五所川原市の西部を流れる岩木川にかかる橋のこと。

現在の乾橋。橋の下は岩木川が流れ、橋の上からは岩木山を望むことができます。

現在の乾橋。橋の下は岩木川が流れ、橋の上からは岩木山を望むことができます。

もともと五所川原市と旧柏村は岩木川で分断されていましたが、昭和4年に乾橋が完成し、2つの街が結ばれました。

乾橋によって、五所川原市は旧柏村や鯵ヶ沢町などと交流がさかんになり、栄えたそうです。

つがる市柏方面から見た五所川原市。

つがる市柏方面から見た五所川原市。

ちなみに、昭和30年代の乾橋の写真を五所川原市の皆さんにお見せしたら、ほぼ全員が『これは乾橋!』と答えてくれました。

それだけ昔から五所川原の皆さんの生活に根付いた橋なのだなと実感しました。

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白樺の駅と呼ばれた三沢駅

“白樺の駅”として親しまれていた青い森鉄道の三沢駅舎。

昭和のはじめに駅舎を白樺を使って改築し、以来“白樺の駅”と呼ばれるようになったそうです。

当時、十和田湖が国立公園として指定され、観光の玄関口であった古間木駅(現・三沢駅)を十和田湖のような自然をイメージした駅舎にしようということで白樺を使ったそうです。

とてもハイカラですよね。

昭和の終わりにいまの駅舎に変わってしまいましたが実は、まだ駅舎の一部が当時の“白樺”のまま残っています!

駅名表と柱。味があります。

駅名表と柱。味があります。

それは、1番ホーム(一部)の柱と壁、ひさし。

白樺でできた壁。時代の重みを感じます。

白樺でできた壁。時代の重みを感じます。

実際に見るととても味があり、時代を感じます。

三沢を訪れた際には、駅に立ち寄ってぜひ、ご覧下さい。

昔の写真と現駅舎を比べて。

昔の写真と現駅舎を比べて。

これからも大切に残していきたい価値のある駅舎だと思います。

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