ブルーベリーの原産地はアメリカ北東部。自生していた野生種を品種改良しはじめたのが20世紀に入ってからと、歴史の浅い果物。
微量ながらもビタミンやミネラルが数多く含まれており、食物繊維は果実類の中ではトップクラス。注目の成分はアントシアニン。
アントシアニン…ブルーベリーの鮮やかな紫色の色素で、ポリフェノールの一種。人間の網膜にあり、視覚に重要な働きをもつロドプシンという色素体の合成を促進させる。(目のかすみ、疲れ目の改善)
●今日の料理
★ブルーベリーマリネ★
?ブルーベリーは洗って小鍋に入れ、白ワインを加えて火にかける。果汁が出て軟らかくなったら砂糖と塩を加えて火を止める。
?玉ねぎは薄切りにして分量外の塩でもみ、5〜6分置いてしんなりさせる。
?ボールにブルーベリーを移し、酢とオリーブオイルを加えマリネ液を作る。
?玉ねぎを洗ってしぼり、?のマリネ液につけて冷蔵庫で冷やす。
ポイント…玉ねぎをしんなりさせてから漬ける
★ブルーベリースカッシュ★
?ブルーベリーは洗ってフードカッターにかけて細かくし、なめらかにする。
??を小鍋に移し砂糖を加えて弱火にかけ、とろみがついたら火を止めて冷ます。冷めたらレモン汁を混ぜる。
?グラスに大さじ2程度の?を入れ、冷たい炭酸水を注ぐ。
ポイント…ブルーベリーの皮が邪魔にならないように細かくする
ホタテは高タンパク低エネルギーの食材。鉄や亜鉛といったミネラルも含まれています。そんなホタテの注目成分は、タウリンとグリコーゲン。
どちらもホタテのうまみ成分で、タウリンはアミノ酸の一種。グリコーゲンはブドウ糖の一種。
タウリン…疲労回復、コレステロール値低下、心臓・肝臓強化、造血作用、眼精疲労回復など
グリコーゲン…スタミナアップ(エネルギー源)
●今日の料理
★ホタテの辛味炒め★
?洗ったホタテに軽くこしょうを振る。玉ねぎはくし切り、ピーマン、しいたけも同じくらいの大きさに切る。にんにく、しょうが、
長ネギはみじん切りにする。
?水、鶏ガラスープ顆粒、ケチャップ、酒、砂糖、塩、片栗粉を合わせておく。
?ホタテに薄力粉をまぶし、多めの油で軽く色付くまで焼いて取り出す。
?フライパンの油を軽くふき取り、ごま油を足して、にんにく、しょうが、長ネギを炒める。香りが立ったら豆板醤を入れ、野菜を加える。
?ホタテを入れてひと混ぜし、合わせておいた調味用を加える。大きく混ぜてとろみがつくまで加熱する。
ポイント…炒めるときは手早く
★ホタテのお刺身のり巻き★
?ホタテは食べやすい大きさに切る。長ネギはせん切りにする。のりは1cm幅に細長く切る。
?ホタテに長ネギをのせ、のりで巻いて器に盛り付ける。
?タレとしてごま油に塩少々を振って添える。
ポイント…ホタテを大きめに切ると見栄えがする。
・玄米のメリット
白米より栄養成分が豊富なうえに、糠に多く含まれるフィチン酸が体内の有害物質を排出。(ガン予防、口臭・体臭予防)
・玄米のデメリット
有害物質を排出するフィチン酸は、ミネラルとも結合して排出してしまう。
消化がよくないので、よく噛んで食べないと消化不良を起こすおそれがある。
●今日の料理
★玄米のみそ味ピラフ★
?玄米は軽く洗って2〜3時間水に浸け、ザルに上げて水切りする。
?ごぼうは皮をこそげて小口切り、にんじんとエリンギは粗みじんに切る。
?小鍋に水・みそ・酒・鶏ガラスープ顆粒・砂糖・塩を混ぜ温めて
おく。
?フライパンで水切りした玄米を中弱火で7〜8分から炒りする。
?厚手の鍋に油を温め、鶏ひき肉・ごぼう・にんじん・エリンギを順に炒める。から炒りした玄米も入れて炒める。
?玄米が充分熱くなったら?のスープを入れる。中火程度で20分
ほど炊く。最後にごく弱火で15分ほど蒸らす。
ポイント…火力を強くしすぎないこと。
★玄米もち★
?玄米は軽く洗って一晩水に浸ける。炊飯器の玄米モードで炊くか
または水加減を多めにして普通に炊く。
?白玉粉に水を加えて練り、炊き上がった玄米、塩を加えて、玄米をつぶしながらさらに練る。
?練った玄米を丸めて1cm程度の厚さに伸ばし、油をひかずに中弱火で焼く。(片面3〜4分)
?焼き上がったら、そのままでも好みでのりやごまだれなどで味付けする。
ポイント…ふたをしてじっくり焼き上げる。
じゅんさいは、きれいな池や沼に生えるスイレン科の多年草で、ヌルヌルに覆われた若芽を食用にする。秋田県が全国シェアの90%以上を占める。
ヌルヌルの成分は水溶性食物繊維。
整腸作用、便秘解消、過剰栄養の吸収抑制、有害物質の排出など
●今日の料理
★じゅんさい入りつけ麺★
?じゅんさいは水洗いしてザルに取る。ごぼうはささがき、しいたけと長ネギは薄切り、にんじんは千切りにする。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、短冊に切る。
?だし汁にじゅんさいと長ネギ以外の材料を入れて7〜8分煮込み、やわらかくなったら酒、みりん、しょうゆ、塩で味を調える。仕上げにじゅんさいと長ネギを入れる。
?好みの麺を茹でて水洗いし、あたたかいつけ汁を添える。
ポイント…だしを濃い目にとる
★じゅんさいのみぞれ和え★
?じゅんさいは水洗いしてザルに取る。大根はできれば鬼おろしで粗くすりおろし、軽く水気を取る。
?ボールに大根おろしを入れ、砂糖、塩、酢、で味付けする。じゅんさいを加えて軽く混ぜる。
ポイント…余分な水分を切る
テンペは大豆をまるごとつかった発酵食品という点で納豆によく似ており、良質なタンパク質、ビタミンミネラルを豊富に含むインドネシアの伝統的な食材。
ギャバとはガンマーアミノ酪酸というアミノ酸の一種。
神経を鎮める働きを筆頭に、血圧を下げる、中性脂肪を抑える、肝臓や腎臓の働きを高めるなどの作用がある。
●今日の料理
★テンペのミネストローネ★
?テンペは1cm角程度に切る。にんにくはみじん切り、ほかの野菜は1cm角程度に切る。
?厚手の鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ炒め、香りが立ったら玉ねぎを入れる。しんなりしたらにんじん、白かぶ、エリンギ、かぼちゃを炒める。
?水4カップと固形ブイヨンを入れて20分程度煮込み、トマトの水煮とテンペ、塩、こしょうを入れる。更に20分ほど煮込み、味をなじませる。
ポイント…野菜を充分炒めてから煮込む。
★テンペの照り焼き★
?テンペは2cm幅に切り、おろししょうが、酒、しょうゆで下味
をつける。長ネギは白髪ネギにする。照り焼きタレ用の砂糖、みりん、しょうゆを合わせておく。
?テンペに薄力粉をまぶし、油できつね色になるまで焼く。同時にしし唐も色よく焼く。
?しし唐を取り出し、余分な油を取って照り焼きタレを注ぎ、水分を飛ばしてタレをからめる。
ポイント…テンペをこんがりと焼き水分を飛ばして仕上げる。