「脱・綺麗な読み!」を目標に掲げ、朗読を初めて数年が経ちます。
「おいおいどこが綺麗な読みなんだよ~(^ω^)」という
ツッコミが聞こえてきそうですが、、、笑
ここで言う「綺麗な読み」は、「正しい発音・滑舌で間違えずに読む」
という意味で書きました。
朗読会に参加するたびに思うのは、
出演者の皆さんの読みが、とっても味があるということ。
登場人物の気持ちを考え、心を込めて読んでいるので、
自然とその世界に入って行けます。
自分は仕事柄どうしても「正しく読む」ことに意識がいってしまっていたんです。
もちろん、ベースとして正しく読むことは大事だと思います。
昔、初めて声優さんの朗読を聞いた時は震えました。
発声、滑舌、トーン、どれをとっても一級品で。
でも、感動した理由はそれだけじゃないよなあと・・・
うまく読もうとするのではなく、まずは作品を楽しまなければ!
今年はさらに、「脱・かおり」を目標に加えました。
かおりだけど、脱・かおり。なんのこっちゃ(^o^)
これはですね、普段ならついつい自分が読みやすい声・テンションで
読んでしまいそうになるところをぐっとこらえて封印し、
新しい読み方を見つけよう!!!ということです。
そんな野望を胸に、先月下旬、2週にわたって朗読会に参加してきました。
しかもどちらも生演奏付き♪
選ぶ曲の種類、演奏のタイミングで印象が大きく変わるので、
どの出演者さんも、イメージを練りに練って音楽とコラボ。
奥が深いです。
結果、「脱」作戦が成功したかどうかはさておき、
いつもと違う自分は発見できたような気がするぞ!?!?
とっても楽しかったです!!
最初の週は、近藤アナと一緒に出ました✨
作品は「Life」(作/くすのきしげのり、絵/松本春野、瑞雲舎)
心温まる、ほっこり系のお話です。
しんみり読むシーンがいくつかあり、私にとっては挑戦でした。
お客様からのアンケートに「涙しました」というお言葉もあり、
近藤アナと小躍りしました。ありがたや・・・
一緒に「脱」目指したもんね・・・
次の週は、ソロデビュー!!
1人で舞台に立つのは初めてでした!ドキドキ!
選んだのは、「せかいいちのいちご」(作/林木林、絵/庄野ナホコ、小さい書房)
という絵本です。
クマ好き、いちご好きなのでたまたま図書館で手に取ったのですが、
これがまた面白い作品でして!
あらすじを言いますと、
ある日、シロクマのもとに1粒のいちごが届き、
あまりの嬉しさに、シロクマはさまざまな妄想を繰り広げます。
食べるのはもったいないからイヤリングや指輪として使おうとしたり、
ドレスアップして友達を招待した挙句、1粒を薄く切って提供しようとしたり
なかなかぶっ飛んだ考えをお持ちです。
届くいちごは年々増えていき、そこで最後にシロクマが気づいたことがあります。
そのオチが、「深い」・・・!
間違いなく、大人が読んでも楽しめる絵本です。
最初に声に出して読んだ時は、いつもの自分そのものでした。
でもそれじゃ「脱・かおり」にならないので、
本の絵を見ながら、この子はどんなクマなのか想像をめぐらせ・・・
すると、「ちょっとませてる、オシャレが大好きな10代の女子クマ」に見えてきて、
元気というよりは少し大人っぽく、上品に読むことにしました。
これは今までの自分にない読み方です。
オチが良いだけに、ラストをどう読むかは最後まで悩みました。
でも大事なところだししっかりキメなければ~!
ということで、朗読サークルで練習を重ね、本番へ・・・
当日は、こんな時じゃないとなかなか着られない
いちごがゴロゴロついたセーター(お気に入り)と、
このマスクをご覧ください!!
手先が器用でよく手作りマスクをプレゼントしてくださる
会社の先輩Yさんの特製マスク♡♡♡
シロクマといちご!!ぴったりすぎます!!!
このアップリケを1つ1つつけてくださったことを考えると、ジーン・・・
Yさん、ありがとうございます。
また、いつもお世話になっている方が
ホールケーキを差し入れしてくれました。
何と「せかいいちのいちご」にちなんで、いちごのケーキ!
1が多め(笑)
シロクマが見たら、彼女も喜ぶだろうな~
お陰様で、練習したことは出せたかなと思います。
しかし、「脱・かおり」後の引き出しはまだまだ増やしたい!
週に一度、朗読サークルのメンバーと会うのが癒しの時間になっています。
新しい本と出会うたび、世の中には大人も楽しめる、
こんなに面白い絵本がたくさんあるのか~!と驚くと同時に、
もっと絵本に詳しくなりたいなぁと思い始めています。
これからも楽しみながら、のんびりと朗読を続けていくつもりです。
思いがけず長文になり、自分でちょっと引いてます。
読んでくださった方、ありがとうございます♡