今日のわっち!!でご挨拶させていただきましたが、この度わっち!!を卒業し、青森を離れることになりました。
13年前、知り合いが一人もいない青森県にやって来て、まさかこんなにもたくさんの大好きな方々と出会い、ここまで青森ライフを満喫できるとは思ってもみませんでした。
今日は黒石八郎さんもわざわざ会いに来てくださいました。
一緒に旅々スミマセンのロケに行かせていただく度に、
本物の人気者とはこういうことなのかと、感銘を受けていました。
八郎さん、ありがとうございます。
わたくし非常にセンチメンタルな性格ですので、
あまり切ない気持ちになりすぎないように楽しく思い出を振り返ろうと思います。
県内各地あらゆる所にお邪魔し、取材をさせていただいて、地元のことよりも青森事情に詳しくなりました。
入社1年目から毎年泊まりがけで特番の収録に行った、むつ市の田名部まつり
ご飯のおともやご当地丼、ラーメンを取材した日々
じしゃばんど
バンジージャンプ
様々なコスプレ
髙山アナ&河村アナとの佐藤劇団
もうやりたい放題ですね。
プライベートでは、深夜番組「じしゃばん」の企画を通して知り合った方々とバンドを組み、たくさんの音楽仲間・飲み仲間ができました。
ライブもたくさんさせてもらったな。
独身時代、掃除が苦手な私の汚部屋を片付けるべく、毎日家に通ってくださった猛者たちも…(笑)
子どもが産まれてからは、噂には聞いていたけれどこんなにも熱を出すものなのか!?と衝撃を受けました。
そんな中すぐさま仕事の予定を調整してくださった上司、励ましの声をくださった先輩、仕事を代わってくれた同僚…本当にたくさんの方に支えていただきました。
子持ちにとってこんなに働きやすい環境はないんじゃないかと思ったほどです。
13年間、すごく大事にしていただいたなと感じています。
またお酒が好きでよく失敗をしましたが、ありがたいことにみんないつも笑い飛ばしてくれました。笑
大好きなアナウンサーのみんな。
入社して以来、優しくて偉大な先輩方、先輩をイジってくる可愛い後輩達に恵まれ
今日までずっと楽しく過ごすことができました。
涙もろい人が多い気がします(笑)心が綺麗で愉快な仲間たちに何度も救われました。
昨夜、とても驚かされることがありました。
こちらをご覧ください。
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欲しいけど全然見つからなかったセーター。
俵谷アナたちと飲んでいたら、なんと!!!!!
セーターを持った市川アナが現れたんです!!!
いや、ボリューム(笑)
何と手作りしてくれたとのこと!!!
イメージよりだいぶぬいぐるみの存在感が大きくて重かったですが…笑
今日、家に置いてきたと言ったら怒られて、取りに帰りました。
OA後、お披露目会をすることに。笑
メインMCの先川さん!
先川さんとならどんな状況でも何とかなる、という絶対的な安心感がありました。
本番前やCM中、いつもふざけ合って楽しかったな(笑)
そして何より視聴者の皆さん、取材にご協力くださった皆さん、
本当にありがとうございました。
私にとってわっち!!はとても大切な場所でした。
念願だった帯番組。番組スタート時からMCを務め、育休中を抜かしても8年間も担当させていただきました。
番組中のXやメッセージでのやり取りで、
テレビの前の皆さんと「つながっている」と思えました。
街に出れば「あ、かおりさん!」「わっち毎日見でらよ!」「いつもおいしそうに食べでらな!」と声をかけていただき、その度に「今日も頑張るぞ~!!」と力が湧いてきました。
カッコつけようとかよく見せたいとかいう気持ちは一切なく、ありのまま、伸び伸びとやらせていただきました。
それは視聴者の皆さんがいつも温かく見守ってくださったからです。
番組中、視聴者の皆さんとのやり取りがあまりにもアットホームで、
最後までホームビデオに出ているような自然な感覚でした。笑
わっち‼が始まったばかりの頃は番組の知名度も低かったですが、
1年、2年、3年、…と続けていくうちに「わっち‼」という名前が段々浸透してきて、
どこに行っても声をかけていただくことが増えました。
見ている人に前向きな気持ちになってほしい、辛い思いをしている人に寄り添いたい、という思いでアナウンサーを志しましたが、私の方が励まされることばかりでした。
旦那さんの転勤で青森県に来た女性から、「知り合いが誰もいない中でわっちが支えになっていた」というメールをいただいた時、この仕事をやっていてよかったと心から思いました。
このようにアナウンサーとして目標としていたことが少しずつ達成できてきた中で、次の目標は…と考えた時に、まだまだやりたいことが浮かんできました。
それは会社員という立場ではどうしても実現が難しく、苦渋の決断で青森を離れることに決めました。
ですが13年間過ごした青森県は私にとって故郷同然です。それくらい密度が濃く、大好きな人達、桜、夏祭り、行きつけの居酒屋、大好きなラーメン店、整体、美容室…すべてが私の生活に密着していて離れがたいです。
青森の夜の街が大好きです。
みんなで飲んだ後、次はどこのお店に行こうかな、馴染みのお店に行こうかな、と考えるあの瞬間が本当に楽しかった。
ドアを開けると「おー!かおりん!」とマスターや顔見知りのお客さんが出迎えてくれるあの空間がとても心地よかった。
いつか「スナックかおり」を開きたいという夢はこれからも持ち続けます。
だからこれからも青森にはちょくちょく来ます。司会など仕事があったらいつでも呼んでください(笑)
少し休んで、また新たな環境でアナウンサーの仕事ができたらと思っています。
(夏頃まではまだATVの社員でいます!)
あ~あ、寂しいな。
でも自分で決めたことなので、青森での思い出を胸にまた頑張っていきます。
皆様と出会えたこと、心から感謝しています。
これからもよろしくお願いします。
13年間本当にありがとうございました。
佐藤香