今泉です。
新型コロナウイルスの問題はなかなか収束が見えず、
世の中には自粛ムードが漂っています。
私も、予定していた企画が、小中学校の一斉休校により
部活動も休止となったため、取材できなくなってしまいました。
そういえば、後輩アナウンサーに順番に夏休みを取ってもらっていたら
自分が休むタイミングを逃していたので、
これを機会に5日間の休みをいただくことにしました。
ですが…
青森テレビでは政府の行動自粛要請を受けて
社員の国内出張と旅行を自粛しています。
おとなしく家で過ごそうかと思っていたとき、
ふと思いついたのです。
そうだ、温泉に行こう。
東京でフリーアナウンサーだったころは
仕事が入らなかった日が休み、という状態だったので、
いきなり連休になるということがたびたびありました。
大抵平日で、急なので誰かを誘うわけにもいかず
私はよく一人で各地の温泉に泊まりで出かけていました。
箱根、熱海、伊東、草津、伊香保などなど…
関東近郊の有名な温泉地はだいたい行きました。
ですが、青森に帰ってきてからは突然休みになることもなく、
そこらじゅうで温泉に入れることもあり
一人温泉をしようと思うことは無くなっていたのでした。
出かけたのはこちら。
![asamushi01](http://www.atv.jp/blog/wp-content/uploads/2020/03/asamushi01.jpeg)
浅虫温泉です。
子どもの頃から何度となく訪れている場所ですが、
泊まったことは一度もありませんでした。
車でも行けますが、旅気分を出すために電車で行きました。
宿についたらさっそくお風呂へ直行。
浅虫温泉は刺激のないまろやかなお湯。
出たり入ったりしながら30分以上かけてゆっくり楽しみ
たっぷり汗をかきました。
部屋に戻ったらもちろんこれ。
![asamushi02](http://www.atv.jp/blog/wp-content/uploads/2020/03/asamushi021.jpeg)
明るいうちから飲むビールってどうしてこんなにおいしいんでしょう。
今ごろ後輩たちは頑張って働いているけど気にしない!(ごめんなさい)
そして最大のお楽しみ。
![asamushi03](http://www.atv.jp/blog/wp-content/uploads/2020/03/asamushi03.jpeg)
お手ごろな値段の一人旅プランだったのですが
メインは倉石牛のしゃぶしゃぶ。やわらかくておいしかったです。
一人温泉をする時のもっとも大事なポイントは
「夕食が部屋食かどうか」です。
広間や食事処だと、一人で食べているととても目立ちます。
部屋食なら、誰にも見られず自分のペースでいただくことができます。
青森の地酒を飲みながら料理を堪能しました。
お膳を片付けてもらったあとはひたすらだらだら。
wifiが使える部屋だったので持ち込んだタブレットで動画を見たり、
横になってテレビを見たりして
眠くなったら寝るという幸せ。
いつもの休日なら目覚ましをセットせず遅めに起きますが、
温泉旅館では早起きして朝風呂に入ります。
心身ともにさっぱりしたところで朝食。
関東の旅館だとだいたいアジの開きなんですが、サバ、ナガイモのとろろ、しょうが味噌おでん、リンゴのサラダなど郷土色豊かなメニュー。
中でも、
貝焼き味噌は仲居さんがその場でふわふわに仕上げてくれました。
前日とはうって変わって、雨と風が強かったので
10時前にチェックアウトしてまっすぐ戻り、
11時過ぎには家に着いていました。
非日常からあっという間に日常へ。
結論。近場の一人温泉、とってもよかったです!
移動距離が短いので時間もかからないのですが、
それでも旅気分はしっかりと味わえました。
女将さんに聞いたら
やはり県外客は減ってしまっているものの
その分いつもより地元客が増えているんだそうです。
こんな機会でもなければ、浅虫温泉に泊まることもおそらく無かったでしょう。
一人温泉を思いついた自分を褒めたい気分です。
青森県は各地に温泉がありますが、
近場の温泉に泊まることはなかなか無いと思います。
一人だろうが二人だろうが、泊まりで温泉、いかがでしょう?